WE LOVE LEATHER
     
   

Vol.006
革ができるまで

その3

今回の「WE LOVE LEATHER」は、
革がハンドバッグなどの製品になるまでの製革工程例
「中和〜張り乾燥」を ご紹介します。

Vol.004 原皮 (1)水漬け (2)裏打ち (3)脱毛・石灰漬け (4)分割
(5)垢出し (6)再石灰漬け (7)脱灰・酵解
↓  
Vol.005 (8)浸酸 (9)クロム鞣し (10)水絞り (11)シェービング(裏削) (12)再鞣
↓  
(13)(13)中和
 革中の酸をアルカリによって中和し、染料や加脂剤の浸透が均一になるように調整します。
↓  
(14)(14)染色・加脂
 染料で革を希望の色に染めます。染料の基本要件は、色、溶解性、および皮革への染着性で、これらの要件を備えた染料を使用して、素材を着色するのが染色です。
↓  
(15)(15)水絞り・伸ばし
 機械(サミング・セッティングマシン)で、革中の余分な水分を絞り取り、革を伸ばします。
↓  
(16)(16)乾燥
 革中の染料や加脂剤を固着させるために、自然乾燥あるいは熱風乾燥します。革の感触に直接的に影響する重要な工程です。
↓  
(17)(17)味入れ(味付け、味取り)
 革に適当な味(水分)を与え、もみほぐし易くします。
↓  
(18)(18)ステーキング(ヘラ掛け)
 ステーキングマシンで、革をもみほぐし、柔軟性や弾力性を与えます。
↓  
(19)(19)垢出し
 張板に釘張りするか、網板上にトグル張りし、平らな状態に乾燥させ、味(水分)を除去します。 ガラス張りの場合は、この工程は不要です。
↓  
次回につづく  

To be continued...

『皮革工業新聞』第884号より

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