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「太陽の染め」とも言われる柿渋染め柿渋染めに使われる柿渋は、青柿を絞って発酵させ、熟成して生まれた天然染料です。太陽の光があたって発色し、その色合いを深めることから「太陽の染め」とも言われています。 平安時代に端を発し、日本人の生活の知恵から生まれた柿渋は、防水性・防腐性・防虫性などの優れた機能だけでなく、そのやさしい色合いは太陽と匠の技によって、様々な表情を見せてくれます。 文化庁も認める染め工房 坂田工房戦前から実家が機屋していた環境から4年間の奉公を経て、昭和42年に浜松に第二坂田織物を創業。賃織りをする一方、平成4年頃から草木染めなどを手がけ、その後平成8年から柿渋染めを本格的に始める。その間、平成3年度には浜松の名工に選ばれる。文化庁からの指名を受け江戸時代の見本と同じものを作成したこともある。 日本人の生活の知恵が産んだ機能性平安末期から日本人の生活の中で使われてきた柿渋は、江戸時代には様々な用途に使われるようになりました。タンニンが太陽にあたって変化することによって生まれる柿渋には、撥水性・防虫性・防腐性などの様々な効果があり、紙や布や木に塗り、広く生活資材として使われてきました。 撥水性・防虫性・防腐性高分子タンニンである「柿渋」は、素材に強力な不溶性皮膜を作り、優れた撥水性を発揮します。「柿」に含まれるタンニンは、抗酸化作用が注目されているフェノール類の一種で、赤ワインや緑茶の100倍近くものフェノール類が含まれていると言われています。 近年では、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを吸着する効果も認められ、化学物質を含まない自然塗料として、その撥水性・防虫性・防腐性・抗菌性が建築業界でも活かされています。 補強性紙や布などの素材に「柿渋」を塗り乾燥させると、収れん作用によって素材が強化され、ツヤがでます。これは「柿渋」が素材の繊維質に吸収され、乾燥後に不溶性の物質を作るためで、古くから団扇・和傘などの紙、漁網や酒袋などの布の補強材として使われてきました。 近年ではその「収れん性」を活かして、スキンケアなどの化粧品に利用されています。
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